ゼロの相棒






****




どのぐらい時間がたったのだろうか。




私は、聞いたこともないような



どすん、どすん、という音と



それと同時にやって来る地響きで目が覚めた。





隣を見ると、ゼロは少し険しい顔つきで、テントの外を気にしている。




私が起きたのに気づくと、ゼロは聞こえる最小限の声の大きさで私にささやく。





「テントの外を魔獣の群れが通っているみたいだ。


…結構デカイな。」






ゼロの見ている方に目をやると、テントには、月明かりに照らされて、獣のような影が映っている。






私はそれを見て、急に心臓の鼓動が速くなる。





私の緊張に気づいたのか、ゼロは私の方を見て、優しく言った。





「俺が魔法をかけてあるから大丈夫だよ。何かあっても俺が守るし。


安心して寝てろ。」





私はゼロの言葉を聞くとほっとしたのか
睡魔が再びやってきて




すぐに夢の中へと落ちていった。