やがて、目の前に踊り場と、ドロシーの
部屋の扉が見える。
あの中に、ゼロが………いる?
ゼロ………
ゼロ……………!
「ゼロ!!」
バン、と私は部屋の扉を勢いよく開けた。
すると、そこには
黄金の髪の毛をした、見慣れた少年の姿があった。
「フィオネ……?」
聞き慣れた声が私の名前を呼んだ。
ふっ、と彼が振り向く。
藍色の瞳と目が合う。
彼は目を見開いて私を見た。
「フィオネ…!大丈夫なのか……」
ゼロがそう言いかけた瞬間、
私はゼロに向かって抱きついた。
「!」
ゼロが固まる。
「ゼロ!……よかった………。」
私は彼の体温を感じた瞬間
涙が頬に伝った。
ゼロも少し固まったままでいたが、やがて私の背中に手を回す。



