ゼロの相棒





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「だいぶ歩いたな。今日はここまでにして、テントを張るか。」





太陽が西の空に沈み、月が夜空に登った。



この樹海の中ではいっそう、夜の闇が感じられる。




一面の星空が、樹の隙間から顔を出している。




「魔獣避けの魔法をかけるから、テントの外に極力出ないようにな。」




そう言うと、ゼロはテントに手をかざした。





藍色の瞳が光り出す。





ゼロの手から黄金の光が溢れて、テント全体を包み込んだ。




「ふぅ…。これでよし。」




ゼロは小さく息を吐くと、コンパスをしまって、テントの中に入った。




私も続いて中に入る。




私とゼロは、途中で狩りや釣りをして得た食料でお腹を満たすと


どっ、と身体中に疲れが出てきた。





一日中歩きっぱなしだったから無理もない。





私は睡魔には勝つことができず


そのまま死んだように眠りについた。