「あぁ……言ったよ。
…けど、このまま戦うことは…出来そうにねぇな…。
……悪い…。」
私は、ゼロの言葉に泣きながら答える。
「謝らないで……私のせいなのに…!
…早く私を“容れ物”にして、元の姿に戻ってれば…こんなことにはならなかったのに………!」
私がそう言うと、ゼロは苦しそうに笑って言った。
「な…何言ってんだよ…。
お前は“容れ物”としての条件を満たしてないって言ったろ……?」
どきっ、と胸が鳴る。
……どうしても、わからない。
「…何が満たしてないのよ…?
天涯孤独の私が、条件に合わないはずないじゃない…!」
するとゼロは小さく呼吸をしながら言った。
「お前がいなくなると……せっかく埋まった心に穴が空くんだよ……。
もう、フィオネは俺の一部だ…。
お前がいなくなったら……俺はもう生きていけねぇよ…。」



