その時、ルナータを飲み込んだナイトメアがグルル、と喉を鳴らして口を開いた。
〝オーランドの末裔にしては、魔力が少なすぎる……全然腹の足しになりゃしねぇ…。〟
すると、ナイトメアがぴくっ、と
ヒゲを震わせた。
〝……おかしい…。まだ、この辺りに
“奴”の魔力を感じるぞ……。〟
どくん。
“奴”って……オーランドのこと?
もしかして、ルナータが本物の末裔じゃないことに気がついているの…?
ナイトメアが、ゆっくりと辺りを
見回し始める。
どくん。
〝違う……違うなぁ……。〟
ナイトメアは、ジンやレオたちを見ながら呟く。
私の心臓の音がだんだん大きくなっていく。
頬に、嫌な汗が伝った。
ナイトメアはゼロもちらり、と見ただけでまだ納得しない様子だ。
……分かっている。
ナイトメアは本当の末裔を見分けることが出来るんだ。



