その時、ゼロの背後に二つの影が現れた。
赤い制服が、闇に浮かぶ。
あの制服は………!
「レオ……ブラッドさん…!」
ゼロが、ぽつり、と呟いた。
彼らは、ゼロの方を見ながら歩いてくる。
レオが、ゼロに言った。
「お前が一人ですっ飛んで行くから追いかけて様子を見てたけど、寒いし、暗いし、負けてるし。」
ブラッドも、レオに続ける。
「ゼロ、お前はもう“時”が来るまで戦うな魔力を溜めてろ。」
ゼロが、驚いた顔で彼らを見つめた。
ジンが、ゼロの背中を押しながら言う。
「じゃあ、そういうことだから。後は僕たちに任せなさい。
…ドロシーはダリシーン王に任せてあるから、心配いらないよ。」
ジンは、にっ、と笑った。
ルナータが、彼らを見て言う。
「…何人に増えても、俺の計画は邪魔させんぞ…。お前らにも、俺の“駒”になってもらおうか!」



