その時、ルナータが再びゼロに向かって
腕を突き出した。
ゼロは、防御姿勢を保ったままで、反撃をする余裕がない。
「ゼロ!逃げてーっ!!!」
次の瞬間、ルナータの手から漆黒の弾丸が撃たれた。
!
ゼロ!!!
その時、ゼロの前に、一人の青年が
舞い降りた。
パァン!!
ルナータの放った黒い弾丸を一瞬で浄化
する。
「…まったくもう…見てられないよ。ゼロお前手加減しすぎなんじゃないの?」
くるり、と振り向いた青年は、漆黒の髪に、蒼瞳をしたジンだった。
ゼロは、少し息を荒げて言う。
「…なるべく少ない魔力で奴と戦わないとダリシーンの魔法を解くための分が無くなるんだよ。」
「でもそれで死んだら元も子もないだろ」
ジンの言葉に、ゼロは、うっ、と眉間にシワを寄せる。



