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《ゼロside》
「フィオネが百年前の王の末裔…?」
俺の言葉に、ダリシーンが深く頷く。
フィオネがさらわれ、ドロシーの部屋に
魔法使いが全員集まった。
そこで語られた真実に、一同が驚く。
「彼女は百年前。この国の王であった“オーランド”の血を引く正真正銘の子孫だ。」
俺は、ダリシーンの語ったことに、動揺を隠せない。
だって、フィオネはずっと魔法を使えなかったし、王の血を引いている、なんてことは一言も言っていなかった。
第一、フィオネの両親は魔法が使えなかったと聞いている。
「どうして、そんなことが断言できるんです?」
ジンが、ダリシーンに尋ねる。
すると、ダリシーンは俺の方を見て言った。
「ゼロ、お前も城で見ただろう。あの娘と同じ銀髪で碧の瞳をした男性の肖像画を。
…あれが証拠だ。フィオネこそが、オーランドの本当の末裔だったんだ。」



