ゼロの相棒






すると、ルナータは驚いたように目を見開くと、ふっ、と私を見て笑い出した。






「…お前…自分が誰の血を引いているのか分かってないのか?」







“血”……?






私は、ドクン、と胸が鈍く鳴るのを感じた。





「き……決まってるじゃない。“人間の純血”よ。」





私は自分の声が震えているのが分かる。






なぜ……?






なぜ目の前の男はこんなくだらないことを言っているんだろう。






私は、今まで、魔法とは無縁の生活を送ってきた。





ただの、“犯罪を厭わない、盗みを働く子ども”だった。





ルナータは、不気味な微笑みを浮かべながら、私にコツコツ、と近づいてくる。





そして、私の目の前で止まると、私の髪をぐっ、と掴みながら言った。










「俺は、ダリシーンの城に忍び込んだ時、肖像画が並ぶ廊下で、お前の同じ“銀色の髪”を持った“碧色”の瞳の王の絵を見たんだ



この瞳で!!」