ビクンッ、とドロシーが体を震わせた。
顔が苦痛に歪み出す。
ルナータもドロシーの動きを止める魔法をかけたようだ。
しかし、それは、ただ動きを制限するドロシーのものとは全く別物だった。
ドロシーは苦しそうに呼吸をし出す。
まさか……肺の動きも止めようとしているの?!
「やめて!……ドロシーは関係ない!」
私は咄嗟にそう叫んだ。
するとルナータは、ちらり、とこちらを向いて
そして、ふっ、と魔力を解いた。
その瞬間、ドロシーが、どっ、と地面に倒れこむ。
「ドロシー!しっかりして!!」
わたしの呼びかけに、ドロシーは微かに動いた。
意識はあるようだ。
『おい!フィオネ!何があった?!』
その時、私が手に持っていたシャボン玉からはゼロの緊迫した声が響いた。
「ゼロ!助けて!!」



