ドロシーの手を借りながら、塔の手すりを掴み、町を再び見渡すと
そこはいつも通りの願いの町に戻っていた。
倒れた街路樹も元に戻っている。
……す……すごい。
私は胸の鼓動が高鳴ったのを感じた。
「これ、私がやったの?」
私が呟くと、シャボン玉からブラッドの声が聞こえる。
『街路樹やランプを戻したのはダリシーン王だけど、黒マントの集団を倒したのはフィオネさんだよ。
……本当に助かったよ。』
よかった………。
私、やっと、みんなの役に立てた……。
ネックレスを見ると、何事もなかったかのように、光を失っている。
ただの銀の星のチャームがついたネックレスだ。
ラグナにも、ちゃんとお礼を言わなくちゃ
私、魔法が使えたんだよって。
その時、シャボン玉からゼロの声がする。
『本物のルナータは何処だ?これで見つかりやすくなったはずだ。』



