その時だった。
パァッ!と私の体が光り出す。
ネックレスがさっきよりも強い熱を発している。
こ……これって……!
私を見て、ドロシーが叫んだ。
「フィオネさん!お願い!町を……
私たちの町を守って………!」
力が、どんどん体じゅうに溢れてくる。
“今なら、行ける気がする。”
何故だか、直感でそう感じた。
私は町に向かって腕を突き出す。
パァッ!と明るい銀の光が町中に降り注いでいく。
銀の光はまるで雪のように静かに町を包んだ。
すると、さっきまで町にうごめいていた黒い影がどんどん消えていく。
浄化された光が、町のあらゆる場所にいた黒マントを闇に戻しているようだ。
その時、ふっ、と体の力が抜けた。
私は、がくっ、とその場に倒れこむ。
「フィオネさん!」
ドロシーが私に駆け寄った。



