町の中からは住民達の叫び声も聞こえる。
ルナータ…っ!
なんて卑怯な手を…!
私は拳をぐっ、と握りしめた。
私たちだけならともかく、町の人々にまで危害を加えるなんて…!
許せない…!
すると、ドロシーが丘を見ながら言った。
「だんだん王の封印の魔力が弱くなってきて、ナイトメアの力が増大してます!」
そんな…!
このままでは、いつ地響きが起こるかわからない。
町中が混乱に巻き込まれて、ゼロ達も上手く動けてないようだ。
町からは街路樹が倒壊する音が聞こえる。
ルナータの分身達が暴れているの…?!
町の雰囲気はさっきまでとは一変して、
まるで地獄だ。
……やめて。
あんなに綺麗だった星の形のランプも、
壊されて灯っていない。
……もうやめてよ。
人々の叫び声は止むことが無い。
………お願いだから。
もう、この町の人たちを傷つけないで!!



