ゼロは、その一言を告げると、何事も無かったかのようにいつものポーカーフェイスに戻った。
私はゼロの表情が忘れられず、そのまま言葉を発せずにいたが、レオがゼロを見て言った。
「わかった、その点には十分気を配る。
……なるべく傷つけないようにか。厄介極まりない。」
確かに、ノーダメージとまでは言わないがルナータに攻撃をし過ぎてもダメだ。
加減をしつつ捕まえるとなると、求められる技術はすごく高いものなのだろう。
丘で争いすぎて、町にも被害が出るようでは話にもならないし。
ジンが私たちを見ながら言った。
「じゃあ、当日の動きは大体決まったよね。
今は、ヤツの動きを待つことしかできないってとこがちょっと辛いけど。」
ブラッドがもどかしい様子で「それだよなぁ。」と言った。
今は、待つことしか出来ないんだ。
探しても、手がかりは何も出てこなかった。
あと……六日。



