私たちは、黙ってブラッドの案に耳を傾けている。
「もしも、ルナータを発見した場合は
即座にジンの魔法によって伝達。
全員が丘に向かって移動すること。
たぶん、奴はすぐにでも塚に行くだろうからな。」
確かに…。
ナイトメアを復活させるつもりなら
奴を見つけてからが勝負だ。
「ドロシーとフィオネさんは塔に残って
奴の動きを俺たちに伝達してくれ。
塔のてっぺんからの方が、丘が一望できて動きが見やすいと思うからな。」
“伝達”か…!
それなら、私にもできる。
ドロシーは、地響きに備えてなくちゃいけないから、私が伝達をしよう。
ブラッドの指示に、ドロシーと共に頷いた。
「他の男どもと、ダリシーン王は黒マントの男の捕獲を目的に、丘でそれぞれ状況を判断しながら行動する。
…で、どうです?王。」
ブラッドはダリシーンに向かって尋ねた。
「総指揮はお前に任せる、ブラッド。
私も、自由に動かせてもらうがな。」



