私……全てが終わったら、どうすればいいんだろう。
どこに帰ればいいんだろう。
ゼロは、私に“最後”を見届けてもらう、と言っていた。
そのあとは?
そのあとのことはなにも言っていない。
私……ゼロと離れちゃうのかな…。
そうだよね。
ゼロには、ちゃんと帰るべき場所も、仲間もいるもんね。
………あぁ。
最近の私は変だ。
そんなことばかり考えてしまう。
“孤独”なんて、慣れていたはずなのに。
でも、私は“本当の孤独”になったことは
両親が殺されて、ジェノバに拾われるまでの少しの期間しかない。
……一人でなんか、今さら生きていける気がしない。
ジェノバの家に帰っても、もうジェノバはいない。
でも、お墓まいりだけは行きたいな。
「フィオネ、どうした?」
私は、はっ、と我に返る。
「ううん、何でもない。」
私は、心に現れた暗い感情を必死で隠しながらゼロにそう答えた。



