ゼロが狙っていた日と重なった……!
朔旦冬至の日なら、ゼロの魔力も一気に
高まる。
絶好のチャンスだ。
ゼロはダリシーンを獲物を狙う様なギラギラした眼差しで見て言った。
「お前と共同戦線を張るなんて考えたくもないけど、今回は一時休戦だ。
……お前の為じゃなく、俺のために。
奴をぶっ飛ばしてやるよ。」
“ゼロの為に”……。
ゼロが……元に戻れる…!
私にはそれはすごく嬉しいことだった。
ゼロがずっと望んできたことだから
でも、私は心のどこかで悲しんでる。
これで私は、正式に“用済み”だって。
すると、ゼロは私の顔が曇ったのを感じ取ったのか
私の方を向いて言った。
「フィオネには、ちゃんと、俺の隣で“最後”を見届けてもらうからな。」
私は、こくん、と頷いた。
ゼロの言葉に心が少し軽くなるのを感じたが、まだ、その先の未来の不安は取り払うことはできなかった。



