すると、ゼロはその言葉を聞いて、
不敵な笑みを浮かべた。
そして口を開く。
「じゃあ、そいつの死刑執行。俺に任せてくれない?」
え!?
な……なんで。
私が驚いてゼロを見ると、横にいたジンが「なるほどね。」と指を鳴らした。
「ゼロ、そんなこと言って、一体どうするつもりなの?!」
私が尋ねると、ゼロは藍色の瞳を鈍く輝かせながら言った。
「あいつを俺の魔力の“容れ物”にするんだよ。
ルナータなら、ある程度のレベルを満たした魔法使いだし、死刑が決まってるなら条件も気にしなくていいだろ?」
「!」
私は、目を見開いた。
私の代わりに……ルナータを?!
ダリシーンは、私たちの会話を無言で聞いていたが、鋭い目つきのまま口を開いた。
「国の役人でしか死刑執行は許されていないのは知っているだろう…?ゼロ。」



