ゼロの相棒





ゼロはその言葉を聞くと、明らかに不機嫌になる。




ある程度和解した、と言っても
ゼロにとっては一生相容れない相手なのだろう。




ジンは、そんなゼロの様子を気にしながらも続ける。




「今朝、僕は塔のてっぺんに居たんだけどエドが城のこの町と城の間を飛んでるのが見えたんだ。


…何かが起こっているのかもしれないね。」






都市が慌ただしいとなると、ただ事ではないのかもしれない。




エドウィンは、ガーディアンの中でも、都市に魔族狩りなどが出入りしていないか、危険な魔力がないか、をパトロールする役目。




そんなエドが願いの町付近まで飛んできたということは、私たちの知らないところで何かが起こっているのは確かだ。




ゼロは顔をしかめて言った。




「…別にダリシーンのことを言ってる訳じゃないけど、魔力の強い奴が丘の魔力をどーにかしてくれたらいいのにな。


…ほんっと使えないぜ。」