ゼロの相棒






「ゼロの奴、町を探したところで気配がないんじゃ、見つからないだろうに。」





その時、町の路地からスタスタと出てきた黄金の髪の毛の少年が目に入った。




ん?あのシルエットは…。




私が見ているとジンも彼に気づいたようだ。




「お、噂をすれば。」と、ジンが少年に向かって声をかける。





「ゼロ!手がかりはあったか?」





少年は、その声に反応すると、くるりとこちらを振り向いて歩いてきた。




私がジンの隣にいることに気づくと、明らかに疑うような視線を送り始めた。




ゼロってば、昨日あんなに体調崩してたのにもう元気になったんだ。



そのことも気になってたけど、見た限りでは調子が戻ってそうだ。





…よかった。





ゼロは、私たちの前に立つと、じっとこちらを見ながら言った。




「…手がかりなんか、そう掴めるもんじゃねぇよ。

ってか、お前ら何してんだ?」




「んー、ちょっと世間話。」