ジンは、困ったような顔をして言った。
「ラグナたちも、フィオネちゃんがいなくなったら、悲しむよ。もちろん僕もね。
でも、それを気にしていたら、フィオネちゃんの言うように、ゼロは一生元に戻れない。」
ジンは、優しく私を見て続けた。
「ゼロの言った意味は後でわかると思うよあいつ自身も、元に戻る方法が見つかったら言ってくると思うから。
……前にも同じようなことを言ったけど、ゼロは不器用だから待っててやってほしい。」
ジンの言葉に、私は、こくん、と頷く。
“待っててやってほしい”…か。
前は待っていて、とても大きな爆弾を落とされて…。
辛い記憶が蘇る。
でも、これ以上ゼロに何かを聞いても、
ゼロはゼロで頑固なところがあるから
きっと考えがまとまるまでは、話してくれないだろうな。
私は、ふぅ、と息を吐く。
まぁ、いいわ。
私、待つのは慣れたもの。



