ゼロの相棒













私の思考は、一瞬停止した。










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「ゼロがそんなことを…。
まぁ、あいつの気持ちもわからなくはないけどね。」





次の日。





ゼロは、あれから何も続きを語らなくなってしまったから、その続きは聞けずじまいだった。





ゼロは朝早くから出かけてしまっていたので、私も町へと出たところ



ちょうどジンと出会った。





今は、ジンと広場のベンチに座っている。




昨日のことを話すと、ジンは苦笑しながらそう言った。





……相棒の条件を満たしてない?





私は今でも家族が見つかったわけでもないし、知り合いは増えたが、それはゼロの友達な訳で…。



もし、その人達が悲しむから、という理由で言ったのだったら、ゼロと旅をする相棒はみんな条件を満たさなくなってしまう。




私のことで、ラグナや、ジェフ、グランたちが悲しむのか、と聞かれたら


………ちょっとは悲しんでくれるのかな。と、思うぐらいだ。





やっぱりゼロが元に戻った方が嬉しいんだろうな…。って考えてしまう。







だから、別に条件を満たさなくなった訳ではないと思った。





それをジンにすべて打ち明ける。