ゼロの相棒








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目を覚ますと、そこは塔の中にあるドロシーの部屋だった。






「!フィオネちゃん。…気がついたかい?気分はどう?」





ジンは、私に気付くと優しくそう言った。




ドロシーも、ジンの隣で心配そうに私を見つめている。





「大丈夫よ。ちょっと体はだるいような気もするけど…。」





私がそう言うと、ジンはまじまじと私を見た。





「ラグナもすごいものを渡したみたいだねおかげで僕もゼロも助かったよ。」





ジンは、私の寝ている横にあったネックレスを持って言う。





「…魔力が込められているとはいえ…。

フィオネちゃんは相当な素質があるようだね。いきなりあんな力を使えるとは。」





だんだん記憶がはっきりしてきた。





…もしかして私、魔法を使ったの?





「フィオネさん。大丈夫ですか?」




ドロシーが心配そうに私を覗き込んだ。



「人間の方が魔具を使用すると、魔法使いが使うよりも大幅に体力を消耗してしまうみたいですね。」





…このだるさはそれが原因か。





それにしても、私が魔法を使えるなんて。





体に力を入れてみるが、さっきのような光は全然出ない。




力が湧いてくる様子もない。







……偶然だったのかな。