私が二人に向かって叫んだ、その時
パァッ!
突然、まばゆい光が、私の周りに集まって首元に強い熱を感じた。
見ると、ラグナからもらったネックレスが光り輝いている。
なんとなく、体中に不思議な感覚が溢れてくる。
私は、咄嗟に町に落ちていく二人に向かって、素早く手を突き出した。
その瞬間、私の体から銀色の光が溢れ出し
二人を包んでいく。
まばゆい光が町に広がり、人々のざわめきが聞こえる。
ジンとゼロは、光に包まれながらゆっくりと町に舞い降りた。
よ………よかった……。
助かった………。
「フィオネさん!!」
遠くでドロシーの声が聞こえた。
私はそのまま、すぅ……、と意識が遠ざかっていった。
その時、黒い男の影が、路地の間からじっとこちらを見ていることに、誰も気づきはしなかった。
「……やはりな……。」
黒マントの男は、そう呟くと
静かに町の闇に消えていった…。



