ピクリ、とジンの肩が揺れた。
シャボン玉からは続けて声が聞こえる。
『ゼロ、あなたなら出来るわ!
ゼロは私が見てきた中で、一番最高の魔法使いだもの。』
フィオネ……。
俺は、俄然、体に力が湧いてきた。
そして、一気に瞳を輝かせる。
ジンは、はぁ、とため息をすると
俺を背中から降ろして、腕に抱きかかえた
「ほんと…型破りな友人を持つと困るよ」
ジンは、いつもの微笑みを浮かべた。
魔獣達はもう町から一キロのところだ。
俺は、一気に魔力を放出する。
「ジン、そのシャボン玉貸せ。
フィオネと一緒に行く。」
ジンは、にっ、と笑って俺にシャボン玉を手渡した。
そしてガクン、と逆さになる。
「行くぞ、ゼロ。…後は任せた!」
ジンは、思いっきり俺を空中に放り投げた



