ゼロの相棒







その時、ゼロがシャワーを終えて浴室から出てきた。





「何話してたんだよ?」





ゼロが私たちの方をじっ、と見て尋ねた。



ジンはニヤッと笑って「知りたい?」
なんて聞いている。






ゼロに今の会話を聞かれてしまっていたとしたら


私はたぶんこれから平常心のままでゼロの隣にいることが出来ないだろう。





ゼロは、特に興味もない、といったような素振りで椅子に座ると

タオルで、わしゃわしゃと髪の毛を拭き始めた。





ジンは、そんなゼロを意味深な笑みを浮かべて見ている。




……まぁ、ゼロにとっては、私はただの“相棒”なんだろうから、特に気を使う必要もないよね。





私のことを意識してる素振りなんて見たこともないし。





すると、その時ゼロがふいに私たちの方を向いた。






「そういえば、昨日………」





ゼロが何かを言いかけた時だった。