ゼロの相棒





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塔の無駄に長い階段を降りきって、外に出ると



朝の太陽の光が俺の上に降り注いだ。





いくら十一月で、ここは寒い地域だと言っても、やはり太陽の光は温かい。





俺は、宿屋に向かってゆっくり歩き出す。





あぁ………。



この先にあるものを見たくねぇなぁ…。






ふと、そんな考えが頭の中に浮かんでくる。





…フィオネも、俺から話を聞く時、こんな感じだったのかな…。





俺は、改めて、これからのことを想像してみた。





新しい相棒を見つける旅に出るか…?





いやいや、あの条件を満たし、さらに俺に命を預けてくれるやつなんてそうそういないだろうな。





ダリシーンに頼み込むか?




いや、奴は魔法を解くことはしないだろう。




もちろん、俺が謀反を起こそうなんて考えていないのは承知の上だろうが

奴は俺の両親を殺してまで国を優先させた男だ。





少し和解したとはいえ、頼み込めない。





ルークにもまた泣きつかれそうだ。