私の言葉にゼロも続ける。
「お前もそろそろ都市の連中に顔を見せたらどうだ?
…ラグナも、お前と連絡がつかないことを気にしていたぞ。」
すると、ジンは、ははっ、と笑いながら
言った。
「ラグナは、俺には、泣いて「会いたい」
なんて言ってくれないからね。
…気にしてる、なんて言っても軽い感じだったろ?」
その顔からは、本心は掴めなかったが
どことなく寂しそうに見えた。
私たちは、部屋の中へと入ると
ベッドの横にあるソファに、向き合う形で座った。
私の隣に座ったゼロが、向き合って座っているジンに尋ねる。
「それで…さっきの続きだ。
この地震は何が原因なんだ?」
ジンは、顎に手を当てて「うーん…」と
考えていたが
やがて私たちの方を見て言った。
「この町の人たちの話では、この地響きは、最果ての丘に封印された魔獣“ナイトメア”によるものらしい。」
その言葉を聞いて、私たちは耳を疑った。



