「何が原因なんだ?」
ゼロが尋ねると、ジンは私たちの方を見上げて言った。
「詳しい話は中でしよう。
…偶然にも、君たちの部屋は僕の部屋の
隣だからね。」
ジンは、そう言って瞳を輝かせると、
タンッ、と地面を軽く蹴って舞い上がる。
そして、すっ、と私たちの隣の部屋のベランダへと着地した。
「ちゃんと後で自分の部屋に戻れよ?
…というよりも、本当にここに泊まってるんだろうな?」
ゼロがジンに疑いの眼差しを向ける。
ジンは、動揺もせず、にっ、と微笑んで
「当たり前じゃないか。…信用ないなぁ」
と言った。
ジンは、そのまま隣の部屋に入ると、数分後、私たちの部屋にやって来た。
そして、ジンは、私の方を向くと
表情を変えずに言った。
「久しぶりだね、フィオネちゃん。
…ゼロとの旅はどうだい?」
私は、ジンを見上げて答える。
「都市で、たくさんの経験をしたわ。
あなたの話に聞いていた、ラグナや、グランとも話したの。」



