「ゼロ!来てくれたのね、嬉しいわ。
…フィオネにも、渡したいものがあるの」
ラグナは、ごそごそとポケットの中に
手を入れた。
そして、小さな銀の星が付いたネックレスを取り出すと、私の目の前に差し出す。
キラキラと手の上で光っている。
「これは魔力がこもったネックレスよ。
上手く使えるかは使う人次第だけど、
何かの役に立つかもしれないわ。」
ラグナは、私の首に手を回した。
ネックレスが私の首元に小さく輝く。
「…会ったばかりの頃、キツイ態度を取っちゃって、悪かったわね。」
ラグナは、少し眉を寄せて、そう言った。
「ゼロの相棒って言うから、少し意地悪ちゃったの。
…これはお詫びと友達の印よ。」
私は、その言葉にふいに泣きそうになる。
ラグナは、そんな私を見て、いつもより少しだけ優しい顔で微笑んだ。
ジェフも、ラグナの後ろで「よかったな」と小さく私に合図を送る。
そして、彼女はゼロの方に向き直って言った。



