ゼロの相棒





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樹海をゼロに案内されながら歩いているとすぐにグランのログハウスが見えてきた





私たちが、家に入ろうとした瞬間




ばん、と家の扉が開いた。






私たちは驚いて、目の前に現れた人影を見つめる。





「ゼロ!なんじゃこの森の変わりようは!
お前、王の領域でこんな大量の魔力を使いおって!


体に負担をかけすぎるなと言っておいたじゃろうが!!」




グランの怒鳴り声が樹海に響いた。




ゼロの魔法で、この辺りにしか聞こえない仕組みになっているようだ。





グランの剣幕に、ゼロの顔がこわばる。





そうだ、ゼロは混血だから、並の魔法使い以上に体力を使うんだ。





「今夜は新月だから大丈夫だって。
すぐに回復する。」





ゼロは小声で反論する。





そういえば、星の町を出てからちょうど一ヶ月だ。




新月の周期が回ってきた。



ゼロが元の姿に戻れるんだ。