そんなのがいるんだ。
確かに、国の王ともなれば、
理想と違う、と、命を狙われるのは当然だと思うけど。
王に反逆しようとしているのはゼロ以外にもいたのね。
ブラッドは私を見て言った。
「…そうだ。あいつは?ゼロには会ってないのか?」
私は首を振って、ブラッドに答える。
「今日は一日会ってないんです。」
すると、ブラッドは周りをキョロキョロ見回した後、私にささやいた。
「どうやら、ダリシーン王は、リベリオンの首謀者をゼロだと考えているらしい。
やつに、面倒なことになる前に都市を出たほうがいい、と伝えてくれないか。」
ブラッドの言葉に、私は耳を疑った。
ゼロが、リベリオンの首謀者?
私も、ゼロのことを詳しく知っているわけじゃないけど
少なくとも、この二ヶ月は私と一緒に行動してきた。
リベリオンとの接点があるようには思えない。



