それは、当然のことだったと思う。
でも、ラグナは、そんな私を相棒だと認めてくれた。
闇町にいた頃の私だったら、自分から相手にぶつかって、仲良くなろうとなんて考えなかったと思う。
帰ったら、ゼロに言わなくちゃ。
私は、ゼロと旅をして、少し成長できたんだよって。
私は、ゼロに“フィオネが相棒になってくれて良かった。”って、言ってもらえるように
もっともっと、ゼロの為に頑張らなくちゃ。
私は、ラグナに向かって、微笑んで頷いた。
そして、奥の部屋を出て、店の外へと向かう。
「フィオネ!また来いよ!!」
カウンターから、ジェフが手を振った。
「ジェフ、ありがとう!またね。」
私がそう言って笑うと、ジェフも
にっ、と笑って私にピースを向けた。
私は、くるりとジェフに背を向けて
カラン、と店の扉を開けて町中へと歩き出した。



