ゼロの相棒





「ラグナに聞けば、少しは知ってるんじゃないか?

詳しいことは知らなさそうだったけど、聞いてみる価値はあると思うよ。」




ジェフはそう言うと、私にニコッと笑いかけた。




確かに、ジェフの言う事も一理ある。



ラグナさんは、ゼロにとって
大切な幼馴染だ。



ジンからも何か聞いてるかもしれない。


最果ての丘のことも知っているかもしれないし。





私は、ジェフの方に向き直って言う。



「ジェフ、今からラグナさんのお店に行くのよね?一緒に行ってもいい?」



私の言葉に、もちろんさ、とジェフは笑う。




ベルは、私たちの様子を見ていたが、
すっ、と空のコップを下げると



「お代はいらないわ、素敵なゼロの相棒さん。また来てね。

私のことは、ベルって呼んでいいわよ」




と、微笑んだ。





私はベルに、ぺこり、と頭を下げて、
ジェフと共に酒場の扉を開けて、ラグナの店へと歩き出した。