「レオ様ってば、私たちにも声をかけてくれるけど、やっぱりベルは特別なんだもん。 見てて、すぐわかるわ。」
と、店員たちは口々に言う。
その時、ベルが店の奥から出てきた。
「楽しそうに何話してたの?」
ベルが尋ねると、店員たちは、
「もちろん、ベルとレオ様のことよ!
あんなにお似合いなのに、なんで付き合わないの?」
と楽しそうに言った。
ベルは、
「レオが女好きなのは知ってるでしょう?
からかってるだけよ。」
と、気にも留めてないようだ。
「そういえば、フィオネちゃんは用があってここに来たのよね?
何か聞きたいことでもあるの?」
ベルがふと、私を見ながら言う。
そうだ、ゼロのことを聞きに来たんだった。
「ベルさんって、昔のゼロのこと、
何か知ってますか?」
私が尋ねると、ベルは顎に手を当てて
少し考え込んだ。



