「ゼロ様、もうすぐ着きますぞ。
……グラン様のところにも、顔を出してくださいませ。心配しているようですよ。」
エドウィンがゼロを見ながら言った。
「グランが…?てっきりすごく怒っているのかと思ってたけど…。」
ゼロは少し驚いたように言った。
エドウィンはドラゴンを操りながら答える。
「グラン様だって心配するのは当たり前です。先代の王からゼロ様を預かった責任もありますし……
何よりゼロ様を愛していますから。」
愛してる?……やめろよ…恥ずかしい。
そう言って、ゼロは、ぱっ、と顔を背けた。
平静を装っていたが、その横顔は少し嬉しそうだった。
「さ、到着いたしますぞ。門の前で降ろしますから。」
エドウィンがドラゴンたちにブレーキをかけ、下降していった。
ついに…。
都市に着くんだ……!



