大っ嫌いだったはずなのに…




そう言って、立ち上がったけどやっぱり泣きすぎて疲れたせいか呼吸が苦しくなってふらついてしゃがみこんでしまった



すると、蓮先生はしゃがんだ私のことを背中に乗せて



「美里ちゃん、大丈夫?
無理しなくて良いよ
病室まで俺が連れて行くからさ」



そう言って病室まで歩き始めた






「ここが美里ちゃんの部屋だよ
ナースステーションに一番近いから何かあってもすぐ来れるから心配しなくても大丈夫だからな

だいぶ体力消耗しているみたいだから少し横になんな」



二人部屋だったけど、隣のベッドには誰もいなくて少し心細いな…… 



でも、そんなことで文句なんか言えないから大人しくベッドに横になった



「じゃあ、俺、すぐ戻ってくるからちょっと待ってて」



「…うん、わかった」