私も沙耶も驚いて、食べていたものを喉に詰まらせる。 「な、なに!?いきなり勝負とか!?」 最初に叫んだのは私。 そして、私の言葉に続くように今度は沙耶が口を開いた。 「どうしたの大翔くん?」 さすがの沙耶もフォローしきれないみたいで。 たった一言のみ。 当の言われた本人はものすごくダルそうな顔で大翔を見ていた。 その顔、せっかくの綺麗な瞳が台無しだ………。