これをくれた時の笑顔も嘘だったのかな……。 「お誕生日おめでとう」って小さな箱に入ったピンク色のリボン。 たしかに高価なものじゃないし、どうせならヘアーアクセサリーの方が妥当だ。 それでも、嬉しかったの。 私のために一生懸命選んでくれた沙耶の気持ちが伝わってきていたから。 大切だったんだよ…………。 できるなら。 ほんの少しだけでもいい。 希望を持ちたい。 短く切れた2つのリボンをぎゅっと握りしめ、軽く胸元に宛てがった。 信じたいの。 本当はずっとそう思ってた。