透さんが隣にいる。 それは、私にとって、祐希が隣にいる事とほぼ同じだ。 似すぎている親子を恨むのは、きっとこれが初めて。 いやでも、思い出してしまう。 『……翔の隣も、キツイなぁ…』 明日の事を考えて気が重くなる。 『……寝よう』 そのままベットに沈み、私は目を閉じた。