ずっと、君に恋していいですか?

気持ちを素直に伝えられず、失う事をおそれ、ほんの少し遠回りした。

だけど今は、ずっと一緒にいようと誓い合った愛しい人がすぐそばにいて、もう2度と大事なものを見失わないように、お互いが歩み寄る努力をする。

きっとこれからも、何度も目の前の壁に立ち止まり、些細な事ですれ違ったりもするだろう。

だけどそのたびに、二人で手を取り合って立ち向かい、互いを支え合って、問題を一つずつ乗り越えて前に進むのだろう。



他の誰よりも一生懸命仕事をして、会社では相変わらず“無口で無愛想でかわいげのない、仕事ができすぎる卯月さん”と呼ばれている薫がたまらなく好きだ。

仕事ではまだまだ足元にも及ばないが、薫を好きな気持ちは誰にも負けないと志信は思う。

一緒に暮らし始めてまだ間もないのに、ずっと前から一緒にいるようにしっくりきたり、そうかと思えば今まで見た事のない意外な一面を垣間見て、ドキドキしたりもする。

志信はそんな時、この先もずっと薫をそばで見ていたい、安心しきって甘えた表情は自分だけに見せて欲しいと思う。


いつまでもきっと、この気持ちは変わらない。



だから、




“ずっと、君に恋していいですか?”