それから二人でビールを飲んで、お互いの実家で過ごした間の話をした。
志信は地元の友達の事や甥っ子の話をした。
薫は仕事の話と菫の話をしたが、母から結婚をせかされた事やお見合いをすすめられた事、椿と話した内容は話さなかった。
実家での話もこれで終わりかと薫が思った時、志信がためらいがちに口を開いた。
「おふくろがさ…今度、薫連れてこいって。」
「えっ?!」
「会ってみたいんだってさ。」
「うん…。」
(私の事…どんなふうに話したんだろう…。)
もしかしたら志信も両親から結婚はまだかと急かされているのかも知れないと思いながら、薫は志信の様子を窺った。
「ん?なに?」
「志信…どんなふうに私の事話したの…?」
「どんなふうにって…。彼女はいないのかって聞かれたから、いるよって。」
「それだけ?」
「どんな人って聞かれたから、酒飲みで大食いでヘビースモーカーで、無愛想でかわいげがなくって仕事ばっかりしてるって言っといた。」
「えぇっ?!」
(何それ…印象最悪…。)
ガックリと肩を落とす薫を見て、志信はおかしそうに笑った。
「冗談だよ。そんな事言うわけないじゃん。」
「え?」
薫が顔を上げると、志信はその顔を見てまた笑う。
「真面目で仕事熱心で、優しくて料理上手で、かわいい子だよって言った。」
「かわいいって…。それはそれでハードル上がった…。」
かわいいなんて言ったら、実際に会った時に志信の両親ががっかりするかも知れないと、薫は頭を抱えた。
志信は地元の友達の事や甥っ子の話をした。
薫は仕事の話と菫の話をしたが、母から結婚をせかされた事やお見合いをすすめられた事、椿と話した内容は話さなかった。
実家での話もこれで終わりかと薫が思った時、志信がためらいがちに口を開いた。
「おふくろがさ…今度、薫連れてこいって。」
「えっ?!」
「会ってみたいんだってさ。」
「うん…。」
(私の事…どんなふうに話したんだろう…。)
もしかしたら志信も両親から結婚はまだかと急かされているのかも知れないと思いながら、薫は志信の様子を窺った。
「ん?なに?」
「志信…どんなふうに私の事話したの…?」
「どんなふうにって…。彼女はいないのかって聞かれたから、いるよって。」
「それだけ?」
「どんな人って聞かれたから、酒飲みで大食いでヘビースモーカーで、無愛想でかわいげがなくって仕事ばっかりしてるって言っといた。」
「えぇっ?!」
(何それ…印象最悪…。)
ガックリと肩を落とす薫を見て、志信はおかしそうに笑った。
「冗談だよ。そんな事言うわけないじゃん。」
「え?」
薫が顔を上げると、志信はその顔を見てまた笑う。
「真面目で仕事熱心で、優しくて料理上手で、かわいい子だよって言った。」
「かわいいって…。それはそれでハードル上がった…。」
かわいいなんて言ったら、実際に会った時に志信の両親ががっかりするかも知れないと、薫は頭を抱えた。



