人間は驚きを隠せないまま呟いた

「お、お前!
何故シ、シルバーウルフと共にいるっ⁉︎
シルバーウルフは人間と触れ合う事などしない最高位聖獣だぞ…!…
それにプライドが高いグリュプスも一瞬にして跪くなど有り得ない」

「黙れ、お前に言う必要は無い。
それに質問しているのはこっちだ
早く言え」

優雨の威圧や殺気で冷や汗をかきながら
その人間はまた呟いた

「ク、クエストの依頼だ。多分色々生態を調べるのだろう…だが殺しはしない。少し調べるとちゃんと返す」

「だってさ。どーする?イース、お前が望むなら今すぐ仲間を解放するが…」

「なっ解放だとっ?何を言っている
そんな事無理に決まっているだろ」

人間が驚きながら
何度もありえないと言っていたが無視した
実際優雨に出来ない事は何もない
だから直ぐに解放出来るだろう

「黙れ、お前に聞いていない
さぁイースどうする?」

「残り3日だ。
それまでに仲間が戻ってこなければ
無理矢理でも仲間を返してもらう」

「そうか分かった。イースの決めた事なら僕は何も言わないよ、人間分かったな
3日以内だ…それまでにイースの仲間も解放しろ
万が一解放されていなければ僕も其れ相応の処置をとらせてもらう」

「わ、分かった。3日以内に解放する
だから俺の質問にも答えろ
お前は何者なのだ?」