それでも…とガブリエルが言う
「このまま世界が滅びに近付いて行くのを黙って見てはおけません。」

そんな時ある者が口を開いた

「皆さん大丈夫ですよ。
優雨様は人間を滅ぼす真似など致しません
況してや、世界を滅ぼすなど有り得ない事です…。」

それは天照大神だった

私は何故彼女がこれ程まで自信を持って言えたのか、疑問に思い聞く事にしました
すると彼女は美しい笑みを浮かべながら言いました

「彼は確かに人間を嫌ってます。
ですが、この世界の人達の事はそこまで嫌って無いようです。仮に嫌いだとしたら学校にも行ってませんし、人と話す事も無いでしょう。」