「ねー」
「あ?」
「ケンカ、あんまりしない方がいいよ。仕返しとかあるかもしれないし、一吾くん細いしそのうちケガしちゃうよ」
「さっきのは正当防衛」
「いやいや、やりすぎだって! 血出てたじゃん!」
あの後、雨が強くなってしまった。
私の家よりも一吾くんの家の方が公園に近いこともあり、雨宿りがてら寄らせてもらうことに。
カーテンが閉じられたままの部屋は、暗くて冷たい印象を受ける。
あのカーテン意外と遮光性高いんだな~、
なんてことを思っていると。
「……!? ぎゃーーー!!」
一吾くんがパーカーと中のTシャツをまとめて脱ぎだしたため、
びっくりして叫んでしまった。
続いてベルトに手をかけ……たところで、慌てて動きを制止させる。
「ちょっと! 着替えるなら言ってよ!」
「のばらも着たままだと風邪ひくよ」
「だ、大丈夫だし! ……へっくし!」
うわー! なんてタイミングのくしゃみだ。恥ずかしいー。
確かに雨で制服、だいぶ濡れちゃったな……。

