――いた!
って。
ええええええ!?
水滴が目に入らないように、額に手を当てながら公園に入った。
視界に入ったのは、知っている男子が3人、苦しそうな顔で芝生にうずくまってる姿。
同じ学校の制服の他、他校の制服も混ざっている。
その中心で、パーカーのポケットに手を入れたまま、
うずくまる男子を足で小突いているのが……
「一吾くん! 何してんの!?」
とっさに叫ぶと、彼はチラッと私を見る。
金髪の隙間から冷たい茶色い瞳に捉えられ、体がぞくっとした。
「もう終わったって、尚紀に伝えといて」
そんな彼は、雨に濡れた金髪を整え、抑揚のないトーンでそうつぶやく。
「これどういうこと!? って、うわ……大丈夫?」
私はテンパりながらも、まわりの状況を理解した。
倒れている男子たちは、昔一吾くんをいじめていた、近所の同級生たちだった。
小さい頃から一緒だったし、もちろん私も知っている。
中学では調子に乗ってはいたけど、別に不良とまではいかないタイプだった。

