ぼくらのストロベリーフィールズ








放課後に向かうにつれて、窓の外はどんどん暗くなる。



傘持って来ればよかったな~と思いながら席を立つと、スマホが震えた。



『一吾どこいったか知らないー?』



尚紀くんからのラインだった。



『あれ? 学校来てるんじゃないの』


『いつの間にかいなくなってるー』



A組に向かうと、茶髪をぼりぼりかく尚紀くんがいた。



「漫画の新刊フラゲしたって言ってたから、借りる予定だったのにさー」



「あはは、そうなんだ」



「あ、俺じゃないよ。弟が早く読みたがってて」



さすがはお兄ちゃん。弟想いなんですね。