「…お名前は?」
1人だけ落ち着いていて…
作り笑顔もしないでただ黙々と仕事だけをこなすその人。
「藤崎竜聖です」
「藤崎、竜聖……Cクラスです」
俺の名札と、パンフレットやらなんやらを手渡してくれるその人。
「ありがとうございます」
お辞儀をすると…
軽く会釈をしてにこっと微笑んでくれた。
さっきまで感情がないみたいに、仕事だけをこなしていたのに…
その笑顔は思っていたより幼くて…
可愛らしくて…
「竜聖、何組やった?俺Cやー」
望の声なんて聞こえなくなるほど…
――いっしゅんで、恋に落ちた。――
1人だけ落ち着いていて…
作り笑顔もしないでただ黙々と仕事だけをこなすその人。
「藤崎竜聖です」
「藤崎、竜聖……Cクラスです」
俺の名札と、パンフレットやらなんやらを手渡してくれるその人。
「ありがとうございます」
お辞儀をすると…
軽く会釈をしてにこっと微笑んでくれた。
さっきまで感情がないみたいに、仕事だけをこなしていたのに…
その笑顔は思っていたより幼くて…
可愛らしくて…
「竜聖、何組やった?俺Cやー」
望の声なんて聞こえなくなるほど…
――いっしゅんで、恋に落ちた。――