教室にとどまった俺は背を壁に預け、 瑞希のロッカーに入っていたCDプレーヤーを手に持っていた。 付いていたイヤホンを耳に着けて、 再生ボタンを押した。 「___あ、あ、あ。聞こえますかー?」 「聞こえてるよ」