青空の下月夜に舞う 4


「帰るだと?テメエそんなにヤられてえのかよ!原嶋に!」

「雄大は私を殴らないよ!」

「馬鹿かお前は!!そっちの意味じゃねえよ!セックスしてえのかって聞いてんだ!」

「なっ!!」


ーーゴホゴホゴホ……!!


祐也の言葉を聞いて、隼人が今つけたばかりのタバコでむせる。


はあ?!!


「馬鹿なのはアンタでしょ!」

「お前だろ!」

「ヤられたくてって、普通言う?」

「俺が言うんだよ!!じゃあ何しに帰るんだよ」

「話し合うんだよ、雄大と!!」

「だーかーらー!それが馬鹿だろ?!ヤられて終いだ」


大丈夫か?と響に隼人が心配されている。
テーブルの上にあった缶ジュースを隼人に響が手渡すと何とか落ち着いたみたいだった。